僕も情報を売ろうとしたことがある

「ブログで稼ぐ」を標榜しているオンラインサロンに入っているはずなのに、一向に成長しない初心者ブロガー。成長しないどころか、乞食行為で集めた金額を副業収入に計上してしまうという異常な神経。

そんな人をウォッチしたのがこのブロガー界隈ってやつを知るきっかけだったんですが、調べていくうちにいろいろとブロガー界隈の正体がわかってきました。

彼らの正体は詐欺師であり、搾取の仕上げとして「情報商材を売る」というバックエンドへと誘導する。それがこのブロガー界隈の真の姿だったんです。

※詐欺師ではない、ちゃんとしたホワイトブロガーさんもたくさんいらっしゃると思います。そう信じてます。

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情報には価値がある

確かに、情報には一定程度の価値があります。本を買うにはお金を払わないといけないし、教育を受けるにもお金が必要です。情報に価値があるからこそ、それに見合った値段が付けられているのです。

また、情報そのものには値段相当の価値が無くても、「この人が言ったこと」であるから価値が上がるという性質のものもあります。

例えば有名スポーツ選手などが書いた「人生の成功の秘訣」の類の本は、確かに素晴らしいことが書かれているのですが、その素晴らしいことってやつは、近所のお寺で坊主が説教する内容と大差は無かったりします。

それでも、「あの有名スポーツ選手が後押ししてくれた」というところにこそ意味があり、その言葉によって自分をポジティブに変えることができるなら、それは一定程度の価値があったと評価してもいいでしょう。

ホワイトな情報商材と悪徳情報商材との境界線は

安いもので数千円(それでも本屋で売ってる本よりは高い)、高額なものだと10万円以上もする情報商材。これらが果たして値段相当のホワイトなものなのか、それともほとんど価値の無い悪徳なものなのか。

その境界線はどこにあるのでしょうか?

値段がいくら以上だから? 「価値がある」と言ってくれた人が何割以上だから? マンツーマン指導が週に何回以上だから? それが1回何時間以上だから?

残念ながら、そのように定量的に測る手段はありません。だからこそ悪徳情報商材を売る詐欺師は「これは有益な人にとっては有益なんだ。詐欺ではない。」と堂々と言えてしまうわけです。

僕が考える境界線

少しクサい言い回しになりますが、「値段に見合った価値を本気で提供しようとする心」があるか無いか。それがホワイトな情報商材か悪徳情報商材かの境界線だと、僕は思います。

定量的な境界線が無いので、売る側はサボろうと思えばいくらでもサボれます。再現性の検証を怠った情報、どこかから拾ってきて少し言葉を言い換えただけの情報、身の入ってないマンツーマン指導。

それが怠慢だとすれば百歩譲ってまだいいとしても(それでも、値段を付けて売っている「商品」としては失格ですが)、これがひどくなると、「この程度のクォリティでいいや」「粗悪でもいいからできるだけ時間をかけずに売ってやろう」という方向にシフトしていきます。こうなるともアウトです。

「売れれば粗悪でもいい」という気持ちが第一になると、売る側はさらに、自分の経歴や実績をウソで塗り固めていきます。先ほど説明したように「この人が言ったこと」であるから情報に価値が出るという部分に目を付け、よりすごい「この人」であるようにウソの自分を演じるようになります。

情報商材屋の多くが「月収何百万」とかプロフィールに書いているのは、それが理由です。この数字、果たしてどれだけの人が本当のことを言ってるんでしょうかねぇ。

僕も情報を売ろうとしたことがある

僕は20歳くらいの学生の頃、パチスロで儲けてた時期がありました。

このノウハウを自分だけで独り占めするのは勿体無いと思い、誰かに指導して指導料をもらえればいいんじゃないかと考えたことがあります。

ノウハウと言っても全然大したことじゃなくて、

  • パチスロをギャンブルだと思うな
  • 期待値を計算しろ。結果は打つ前からもう決まっている
  • 日々の勝ち負けに一喜一憂して行動がブレてはいけない。機械のように期待値を信じて動く、鉄の心を持て

ってな感じの内容です。「教える」というよりは「鉄の心を叩き込む」というのがキモなので、大学の友人限定でマンツーマン指導をしようかなと。

値段はどうしよう、んー、1万円にしようか。でも、無期限クーリングオフ対応。筋が悪い人はどれだけ教えてもすぐに「ギャンブルの負け行動」に走ってしまうので、効果が出るかどうかはその人次第。それを矯正するところまでは面倒見れないので、「効果無かったよ」と言われればいつでも全額返金。

ただの学生だった僕が、単純に大学の友人にもパチスロで勝って欲しいと思って考えただけの話。だから、売買契約がどうとか、副業所得に計上するとか、何にも考えてませんでした。というか、そういう経理的な知識が全くありませんでした。

結局この情報商材「4研DDTパチスロ必勝法」は、当時僕の頭の中で妄想しただけで、誰にも話を持ちかけることはありませんでしたけど。

とにかくその当時僕は、何かそれで商売をしようだなんてこれっぽっちも思っていませんでした。せっかく有益な情報があるんだから、win-winの関係でそれを友人に教えることができればいいなと思ったってだけの話です。

でももしそのとき、情報商材という販売形態があるよ、友人以外の一般の人も顧客にする方法があるよ、そしてその商売のやり方をわたしが教えてあげよう、なんていう「教祖様」がもし近くに居たら、僕は違う道を歩んでいたかもしれません。

商売も倫理も未熟だった20歳頃の僕。その僕に「情報商材の売り方」を手ほどきしてくれる人が居たら、ホイホイとその人に付いていったかもしれません。そして自分でも気付かないうちに、悪徳商材屋の看板を掲げて商売をしていたかもしれません。堕ちてはいけないところに堕ちたということにも気付かずに…。

情報を売りたい気持ちは誰にでもある

人生の中で、人はいろいろなことを勉強し、いろいろな情報や知識を身に付けます。そしてそれがとても有益な情報であると気付いたとき、(誰かと競合して自分の利益を減らすのでなければ)他の人にも知ってもらいたいという気持ちは自然に沸き起こってきます。

そのような有益な情報にいくらかの値段を付けて売ればお互いハッピーになる、と考えるのもまた自然なことです。

そこまでは誰でも考えることですが、その先が運命の分かれ道。

「情報の売り方」を教えてくれる人間が悪徳商材屋だった場合、あなたは知らず知らずのうちに闇の人生を歩むことになります。

有益な情報を売ろうという気持ちは誰にでも起こりうる可能性のある健全な気持ちですが、実際に行動に移す前によく考えてください。ネットだけの閉じたコミュニティの中だけではなく、いろいろな種類の人生の先輩に必ず相談してください。

間違った方向に堕ちてしまわないように、常日頃から複数の生身の人間と関わって、多様な価値観に触れるようにしておいてください。

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