僕がブログを始めた理由

この記事でちょうどブログ100記事目になります。

去年(2019年)の10月末くらいからブログを始めたのですが、なぜ突然僕がブログなんか始めたのか不審に思った人も居ると思います。その理由を、ありのままに書いていきたいと思います。

理由は主に3つあります。

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理由その1/もともと物書きだった

僕はもともと、まだWebが2.0とか言ってなかった頃から、レンタルサーバーやらレンタル掲示板やらに記事を書いていました。今ではレンタルサーバーと共に消滅しましたが、おぷよぷよの対戦会記も毎週書いてました。mixi時代にも駄文の日記をたくさん書いてました。

このブログにもいくつか昔の記事を転載したのがあります。運も実力のうちか?は1998年頃に書いた記事ですし、原子力発電所に行ったときの話は2005年9月頃に書いた記事です。

すべての項目を抜けが無く正確に記述する技術文書は仕事柄よく書くんですが、人に読んでもらうための柔らかい文体の日記的なものは苦手なほう。今でもそれほど特別な訓練をしたわけではないので、そのあたりはまだまだです。ましてや、ライターなどというプロの領域とは天と地の差です。お前は今までに食ったパンの枚数を覚えているのか? ってな感じですワ。僕は食われるパンのほう。

まぁそれでも、小説とかを読むのが好きなのが僕のベースとしてあるからなのか、なんかとにかくいろいろ書きたい欲は今でもあるわけでして。

ところがtwitter登場以降、僕の「表現」というのは、「つぶやく」という形に変わっていきました。今まで数百字程度の中規模の文章を主体としてた僕にとって、140文字でつぶやくというのは最初は全然感覚が掴めなかったものです。

最初はtwitterにとまどったのですが、今では140文字でつぶやくほうが慣れてしまいました。「草」の1文字で終わらせることも多々。

その一方で、少しじっくり語りたい題材については、twitterで5ツイート以上の連投をすることもたまにありました。それくらいのサイズの文章量ならブログとかに書いたほうがいいかなぁと常々思ってたんですが、たまにしかそういう題材を書きたいと思わないし、別にtwitterの連投でもいいか、と思い続けて先延ばし先延ばしに。

理由その2/消費税増税

消費税が8%から10%に上がった2019年10月、小規模な店舗を経営している友人との雑談でこんなことがありました。

店長

10月から売上が落ち込んで、仕入れの消費税も上がって大変なんだよね

ぼく

売上は落ち込むかもしれないけど、仕入れのほうは仕入税額控除があるから、別に二重苦ってわけじゃないっすよ。それに、もし売上よりも仕入れのほうが多いガチ赤字(粗利の時点で赤字)なら、むしろ課税事業者になったらどうですか? 還付されますよ。

店長

還付とかよくわかんないよ。昔薬局を経営してたけど、そのときも仕入税額控除なんて無かったよ?

ぼく

え? 仕入れた薬の消費税分は控除されますよ。されるはずですよ、多分。

と、こんな感じで結論が出ず、なんだかもやもやしたまま雑談は終わりました。このままではアレなのでちょっと調べてみようと思った結果、消費税ってやつは思いのほか奥が深く…。

こりゃぁもう、twitterの連投で書ききれる量じゃない。これを期に、前から考えてたブログを始めてみようか…、というのがきっかけの1つでした。

そして始めたのが、消費税のおはなしの記事。友人が言ってた「薬局を経営してたときに仕入税額控除が無かった」というのは、消費税のおはなし(12)/診療報酬で解説したとおり、非課税取引という仕組みが原因でした。つまり、その部分に関しては友人のほうが正しかったわけです。

とにかくそのおかげで、消費税に関するいろんなことを勉強することになり、いつの間にか消費税おじさんになってしまってました。いい感じに知識が増えたので、ちょうど良かったです。

理由その3/ブロガー界隈って何だ?

多分すごいのだろう

いつの頃からか、僕のtwitterのタイムラインで、何やら耳に心地の良いキラキラしたツイートが目立つようになりました。

絵文字がふんだんに使われ、「人生を成功させる秘訣」だとか「自由な生き方をしよう」だとか「会社を辞めて副業で稼ぐ時代」だとか。彼らのアカウント名やプロフィールは「月収何百万」とか「フォロワー何万人」とか「最強主婦」とか「俺はすごいインフルエンサー」とか。

それだけなら別に気にならなかったんですが、彼らがお互いの活動やらブログの記事やらを「○○さんすごーい!」って感じでやたらほめ合ってることがやたら多かったので、どんなすごいのかと思ってそのブログを覗いたら、何がすごいのか全然わからない駄文の山。これは一体どういうことなんだ?

ちょうど僕が住むおぷよぷよ界隈では友人たちが多数プロゲーマーになり、そこからさらに飛躍していわゆる「インフルエンサー」になろうと努力している人達が居る。youtubeを覗けば、僕は別にそれほどコアな視聴者ではないけど、そんな僕でもヒカキンやらラファエルやらの名前くらいは知っている。

プロゲーマーというインフルエンサーの形、youtuberというインフルエンサーの形。それとは別に、ブログを書くことで収益を得るブロガーというインフルエンサーの形があるのだろう。しかし、しかしだ。この駄文同士を異常にほめ合う文化は一体何なんだ?

例えば超有名でチャンネル登録者数100万人を超えるyoutuberでも、実際クォリティはそれほど高くなく、ただ「有名でカッコイイ、かわいい」というだけで成功を収めた人はたくさん居る。それはそれですごいことだし、「すごい人」であり続けることに特化したスキルを休み無く磨き続けた結果だろうから、それを批判する気は全く無い。

ただ僕は、「すごいだけ」のすごい人の動画にはあまり興味は無く、どちらかと言うとコアな趣味に特化したような動画のほうにアンテナが向いている。だから、なんか「すごい」と言われているブロガーも、僕のアンテナには反応しないけど、それはそれで努力を積み重ねたすごい人なんだろう、きっと。

詳しく調べてみよう

これは詳しく調べてみる必要がある。

ふむふむ、ブログにアフィリエイトのリンクを貼れば広告収入が入るのか。特定の商品を紹介するだけじゃなく、ユーザーそれぞれに合った広告が自動的に表示されるGoogle AdSenseというものもある。そしてどうやらブロガー上位者は、自ら情報商材というものを売って大きな収益を得ているらしい。

そして、このブロガー界隈の頂点に、イケダハヤトなる人物が君臨しているらしい。ブロガー界隈を調べたりしなければ一生聞くことの無い名前だけど、どうやらこの界隈では有名人のようだ。何千万、何億という収益を得たようで、どうやらそれは本当らしい。

一方、下のほうをもう少し見てみよう。

なんだかよくわからないモノをほめ合ってる人達は、オンラインサロンというものの会員になっているらしい。簡単に言えば有料会員制のサークルのようなものだ。金額はさまざまで、月額1000円程度のものから月額5000円もするものもある。

そこでは「すごいインフルエンサーになるにはどうしたらいいか」という会話が会員同士やサロンオーナーとの間でやりとりされているという噂。「噂」と言ったのは、基本的にオンラインサロンというのは、内容が門外不出。会員以外がチャットの内容を覗き見することはできないし、その内容を暴露した会員は規約違反ということで強制退会させられるところが多い。閉じた空間。こ、これは…。

見えてきた気がする。

サロンオーナーは月額会費を増やすために、「インフルエンサーになりたい」と思ってる「餌」のツイートをRTしたりファボしたりする。「餌」は、自分より数字のあるサロンオーナーに絡むことで数字が稼げる。もう、中身なんてどうでもいい。「わぁすごーい」「あなたもすごいですね」と言い合っていれば相乗効果でお互いの数字が上がっていく。

相乗効果

ノウハウを伝授するだけじゃなくて、具体的に数百円程度のキャッシュバックをする例もあるだろう。いずれにしても、上の者が下の者から金を吸い上げる。経費と収入の差で赤字になっていることにも気付かない「餌」は、「あなたのおかげで稼げました!」と大喜び。

もちろん、この例で言うところの経費5000円を超えて収入を得ることができれば黒字になる。そしてその黒字がもっと大きくなれば、上下関係は逆転する。逆転するが、この構造に組み込まれた1人の歯車にすぎないことには変わりない。

ピラミッド構造

そしてこのピラミッド構造の頂点に君臨するのが、前述のイケダハヤトなる人物らしい。このピラミッド構造はまさに、宗教やマルチ商法のそれと酷似している。

そこに価値はあるのか?

実際のところ我々は、「マルチ商法」というものをよく知らない。「なんとなく怪しい」程度にしか認識していない。厳密には、違法な「無限連鎖講(いわゆるねずみ講)」と合法な「連鎖販売取引」に区別されるらしい。

ここでも語られている通り、それが無限連鎖講なのか連鎖販売取引なのかっていう難しい区別が問題なのではない。「怪しいか怪しくないか」、もっと言えば、このピラミッド構造を流れる「商品」に価値があるのか無いのか? というところが問題になる。

価値というのは何も、物理的なモノや有益な情報だけではない。「面白いと思った」「とても前向きな気持ちにさせてもらった」というのも立派な価値の1つ。

究極的に言えば、この世界経済全体が「地球」という閉じた世界の中でのマルチ商法とも言える。高度な地球外知的生命体から見たらゴミクズのようなものを、この地球人共は「価値」だと言って取引している。そういう見方もできるだろう。

まぁそこまで穿った見方で解釈を広げなくても、本当に価値のあるものはたくさんあると思う。このピラミッド構造の中で流通しているモノの多くは、ちゃんと価値があるものだと思う。そうであると信じたい。

自分が「これは価値がある」と思えば、それは価値であることに間違いない。でも、もし「か、価値があったもん! 買ってしまった手前、『無駄だった』とは恥ずかしくて言えない…わけじゃないもんっ!!」という気持ちが心の片隅にあるなら、自分がこのピラミッドを支えるだけの「餌」に成り下がってないか、もう一度考え直してみてはどうだろうか。

一方の頂点近辺は

ピラミッドの頂点近辺はどうなっているんだろうか。

ブロガー界隈はよく知らないが、youtuberでなら何億と稼いだ成功者が居ることはよく知られている。ブロガー界隈の頂点付近も口々に「何億稼いだ」と言っているので、それは間違いではないだろう。そしてそれはすごいことだと思う。

僕もフリーランスの端くれとして、事業者の端くれとして、ビジネスとは結果が全てだということをよく知っている。倫理やモラルといったものは言い訳でしかなく、倫理やモラルをどれほどギリギリまで切り売りすれば、収益にダメージを受けるほどに信用が失墜せずに損益分岐点を超えられるかという戦略。それこそがビジネスだと思う。

このピラミッド構造を自ら作り頂点付近に君臨する者は、人間の人間たる本質を見抜いた上で、極めて冷静かつ戦略的に、この巨額の金を生むピラミッドを建設したのだろう。そのように思いをめぐらせて彼らの言葉の1つ1つをよく観察すると、僕には何をしているのかはわからないが、何か人間の心を揺さぶるテクニックに溢れているのだろうと予想できる。そのテクニックを会得するために労した努力を思えば、「彼らはすごい」という感想以外に何も言うことはない。

それは前置きしておいた上で、彼らがどういう人物なのかを少し調べてみた。

おおお、こ、これは、なんだかすげぇことになってるぞい…。

経歴詐称、有料サロン放置、言論統制…。さまざまなブラックな一面が見えてきます。かつては彼らも実際に大金を稼いだのでしょうが、それが落ち目になり、倫理とモラルを損益分岐点以上に切り売りして失敗していった(失敗している最中)、というところでしょうか。

特に言論統制はまだまだ効いているようで、ピラミッド構造に組み込まれている中の人達からは、このような悪評は一切聞こえてこない。見て見ぬフリをしているのだろうか。教祖が白と言えば、黒いものも白くなるのだろうか。

別に彼らの人格全てを否定する必要は無くて、かつて大きく稼いだスキルという「すごい」部分はすごい、しかし倫理やモラルを軽視しすぎている部分はダメだと、客観的に物事を分けて考えた上での意見が聞こえてきてもいいはずなのに。それが聞こえてこないということは、先鋭化した宗教と似たような道を辿っているという証左なのだろうか?

とにかく、この界隈を詳しく知るには、自分も中に入ってみなくては何もわからない。でも、眉唾な人といきなり関わるのはヤメたほうがいい。まずはとにかくブログを立ち上げてみて、一応自分なりに勉強して収益化とはどういう手順を辿るものなのか考えていこう。そうやって実際に手を動かして頭を働かせることによって、何かわかってくることがあるはずだ。

何もかもディスってるわけではなくて

確かに最近、「月収何百万稼ぎました」「フォロワー何万人突破」というツイートが僕のタイムラインに溢れてきています。それは別に何もかも悪いことじゃなくて、お互いに高め合って数字を獲得するための有効な手段だと思います。

実際僕も、この駄文だらけのブログで地を這うようなPVの毎日の中、何度かいつもの10倍以上にバズったことがあります。それは、プロゲーマーlive様様様がRTしてくれたとき。やっぱ数字持ってる奴は強ぇなぁ。よし、これからは数字持ってる人にゴマスリしようかしらん。

要するにアレですわ、twitterをなんかとにかくキラキラさせていればある程度数字がゲットできるわけで、僕も少しばかりそれにあやかっているわけでござんす。そういうやり方は悪いことばかりじゃなくて、お互いがポジティブな気持ちになれるわけだから、とてもいいことじゃァありませんか。

そして、ブロガーである以上は少なからずピラミッド構造の一部に組み込まれてしまうということは認識しつつも、しっかり自分を磨いて価値のあるものを生み出し続けている立派な方々がたくさんいらっしゃるということもまた、いろいろブロガー界隈を観察してきてよくわかりました。

だから、何もかもディスってるわけではありません。

そしてこのように、いろいろなことに挑戦するのはとても素晴らしいことだと思います。でも、「挑戦しようと思ってる」と口にしただけでもう「挑戦」が完了した気になり、この世の多くの人が日常生活において絶え間なく無言で「挑戦」を不言実行していることにも気付かずに、そのような不言実行の人達よりもまるで上に立ったかのような振る舞いをする人を見ると、どうにもこうにも失笑を禁じ得ません。

価値があるのか無いのか、倫理に悖るのかそうでないのか、その境界線は曖昧なものです。しかし、だからこそ、境界線のすぐ隣に存在するこのブロガー界隈というのは、自分でも知らず知らずのうちに一線を越えてしまう危険をはらんでいます。自分の「芯」に何を据えてここに足を踏み入れるのか、常に自問自答したいものです。

そして僕はブログを始めた

と言っても、まだそれほど本気でブログを収益化しようとは考えていません。本業の時間を削ってまではできないですし。今後もっと本気になるのか、それとも飽きてやめるのか、僕自身も特に決めていません。

一応今のところは1つだけ制約を決めています。それは、書籍・情報商材・オンラインサロンには一切金をかけないということ。そこに大金をはたいて収益ゼロな人を多数見てきているので、じゃぁ逆にそこに一切金をかけなかったらどのくらいになるのかな、という1つの実験です。実験が終わったら方針転換するかもしれませんが、今のところは月額3.5ドルのAWSのLightsail(サーバー利用料)だけを経費に計上しておきます。

もともとAWSは本業で契約していたんですが、EC2インスタンスは持っているものの、WordPressに特化したLightsailインスタンスは別に立てました。WordPress自体は初めてでしたが、LinuxやらPHPやらHTMLやらcssやらはある程度触れるので、導入にそれほど苦労はしませんでした。

ドメイン取得はAWSのRoute53を使いつつ、SSL証明書はAWS経由だと金額が高いので、無料のモノを使って組み込み。ブログを作るだけならここまでガチガチにしなくてもいいんですが、ちょうどいい勉強になったので、これでヨシ!

そのあとは、GoogleアナリティクスやSearch Console、そして収益化のためのGoogle AdSenseへの申請と、いろいろ作業を進めていきました。そもそもSEOって言葉すら知らなかったので、いろいろと勉強し(身に付けて実践できてるとは言ってない)、検索流入、SNS流入といった導線という概念があることを知りました。

今まで考えたことも無かったような概念をたくさん勉強する機会が持てたので、ブログを始めて良かったと思います。

昨年(2019年)10月頃から消費税やら確定申告の記事を多く書いたのは、2月の確定申告の時期にそれらの芽が出るだろうという目論見もありました。依然として地を這うようなPV数ですが、最近(特に確定申告開始の2月17日以降)、検索流入が少しずつ増えているのがSearch Consoleのグラフから実感できます。

一方、twitterでそれほどがつがつ数字を持った人に絡みに行ってないので、SNS流入はまだまだです。がつがつしすぎて自分のガラに合わない「良い子ちゃん」を演じるのもアレなので、そこはほどほどに自分の性に合う程度の食いつきで。

そして、この100記事目を境にブロガー界隈ウォッチも始めていきますが、これまで通り、確定申告・プログラミング・BtoBフリーランス・おぷよぷよの話は続けていこうと思います。本業もあるので1日1記事というわけにはいかないですが、自分のペースで飽きない程度に、ほどほどに。

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