所得税と住民税と健康保険

2月 19, 2020

所得に応じて何割かを負担しなければならない恐怖の所得税、住民税、健康保険料。さらに年金なんてものもある。一体どれだけ給料から天引きされているのだろう…。

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給与所得者の場合

給与所得者の場合、額面給与がいくらであっても、自分の懐に入ってくる目に見えるお金は手取り給与だけです。なので、ぶっちゃけて言えば、「俺、年収1000万だぜ! あ、額面で、ね。」っていうアピールをしたいときくらいしか額面給与の意味はありません。

まぁ実際はいろいろな制度を利用するときとかの基準というか信用度という意味合いで額面給与が意味を持つときもあるかもしれませんが、そうでなければ、完全に自分を「盛る」ための数字です。

それでも一応ざっくり計算しておくと、手取り給与は額面給与のおよそ75%~80%となります。つまり、20%~25%が所得税や住民税や健康保険料や厚生年金などで持っていかれてるというわけですね。その実感はあまり無いですけど。

フリーランスの場合

フリーランス、つまり個人事業主の場合は、所得税も住民税も健康保険料も年金も自分で払わなくてはいけません。給与所得者とやってることは同じなのですが、「最初から無い金」なのか「後で払う金」なのかで精神的ダメージはかなり違います。

また、フリーランスの場合は給与所得控除というものが無いので、事業所得(=収入-仕入経費)に対してがっつり税金がかかります。一応青色申告控除65万円があるので少しは軽減できますが。

そしてさらに、個人事業税なんてものもあります。290万円以上の事業所得がある場合に5%がかかる税金です。

そんなこんなを含めると、事業所得に対して各種税金・保険料の占める割合は30%~45%くらいでしょうか。恐ろしや…。

フリーランスは自分でこれらを納付するので、なかなか精神的ダメージがキツいです。一旦は懐に入るお金ですが、いずれ納付しないといけないので、ある程度概算で計算しておいて、使い込んだりしないようしっかりとキープしておかなくてはいけません。税金専用口座を作って移動させておくのも一つの手ですね。

確定申告との関係

確定申告(または年末調整)は、所得税を計算して申告する仕組みです。では、他の住民税とかはどうなっているのでしょうか?

住民税と健康保険料

2019年の所得にかかる消費税は、翌年の2月~3月に確定申告して納付します。給与所得者の場合は、最初からその2019年分の所得税が天引きされています。年末調整による調整額は2019年12月~2020年1月頃に手渡しか給与への水増しで還付されます(会社により、まちまち)。

確定申告や年末調整を行ったのは所得税に対してだけです。

住民税に関しては何も申告する必要はありません。なぜかというと、確定申告や年末調整の提出書類に書かれた数字から住民税の金額を計算することができるからです。そしてそれは税務署がやってくれます。つまり我々は何もする必要がありません。

所得税は遅くとも2020年の3月までに納めるのに対し、住民税は翌年6月から翌々年5月までが納付期間です。つまり、給与から天引きされてる所得税は今年分ですが、住民税は去年分だということです。

健康保険料に関しては、給与所得者とフリーランスでかなり違ってきます。それは、給与所得者が加入している社会保険と、それ以外の人が加入している国民健康保険のしくみがだいぶ違うからです。

給与所得者の場合は、2019年の4月~6月の月給額をもとに、2019年9月~2020年8月の健康保険料が決定されます。確定申告や年末調整での申告額は関係ありません。

フリーランスなどの国民健康保険の場合は、住民税と同じようなしくみで、確定申告の内容をもとに翌年の6月~翌々年の3月までの健康保険料が決定されます。

いずれにしても、健康保険料に関しても何か申告をする必要はありません。

ちなみに、給与所得+副業(事業所得または雑所得)の場合の健康保険ですが、そもそも健康保険というのは、会社で加入する社会保険か、それ以外の人が加入する国民健康保険かのどちらか一つにしか加入できません。そして、副業があろうとなかろうと、会社で既に社会保険に加入しているので、そこで決まる健康保険料の金額を支払えばOKです。副業でいくら儲かっていても健康保険料が増加することは無いので、この点はお得と言えます。

会社を辞めてフリーランスになった場合が大変

会社勤めをしていると、ほとんど何も考えずに、自分の会社や税務署がいろいろ勝手に計算して天引きしてくれます。しかし、会社を辞めてフリーランスになった場合は、所得税・住民税・健康保険料・年金がどういう仕組みになっていて、何をどう申告して支払わなければいけないのか、いつ納付書が郵送されてきて「払え」と言ってくるのか、ということを考える必要があります。

でも、逆に言えば、確定申告さえしていれば、しかるべき納付書がしかるべき金額で自動的に送られてくるということです。その金額の意味はわからなくても、とりあえず送られてきた納付書の通りに納付しておけば間違いはありません。

っていうか、僕も最初はそうでした。納付書の意味なんてなんもわからなかったけど、払っておけば間違いない。なんとかなったよ。

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