iPhoneアプリ製作体験会に参加した話

1月4日、ぼけーっとtwitterを眺めてると、ぷよ仲間であるクウルス(@Qoo_Rus)さんが講師となって、iPhoneアプリ製作体験会というのを開くという情報が目に入りました。

へー、クウルスさんってゲーセンでゲームしてるだけじゃなくて、そんなこともやってたのかー。っていうか、会社を立ち上げたという話も全然知りませんでした。面白そうだなぁ。

っていうかコレ、明日やんけ。ってわけで「ひやかし要員でもいいですか?」って断った上で、参加させていただきました。

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参加者の方々

  • @rikkunblogさん・・・ブロガーでインフルエンサー
  • @qianming_hptwさん・・・Webライターでインフルエンサー
  • @nnf_57さん・・・デザイナーでインフルエンサー
  • @garushia_blogさん・・・バイリンガルでインフルエンサー
  • @ymzkikeig_23さん・・・とにかくインフルエンサー
  • ぼく・・・ぷよぷよしてるだけのおじさん

というわけで、場違い感がハンパない超アウェイ状態でしたが、みなさん気さくで楽しい方々でした。

発信者の感性

というか、超アウェイだからこそ、異文化に触れたい気持ちがあって、参加させていただきました。

僕は確かにフリーランスでプログラマーですが、いわゆるインフルエンサーではありません。何かを発信するということをあまり考えた事が無かったので、普段から発信することを生業とされてる方々はどんな感性をお持ちなのか、そういうところに興味がありました。

みなさんさっそく取り出したのは、スマホを固定する自撮り棒的なやつだったり、スマホよりいい画質で撮影するためのカメラだったり。そういうことが自然にできるくらい、常日頃何かを発信する事を心がけているんだなぁと感心しました。

今回のゼロから作るiPhoneアプリの題材は、本田圭佑とじゃんけんをするというもの。有名なあのアレですワ。

プログラミングの難易度が高くなってきた後半、参加者の1人がコードをミスって、3分の1の確率で本田圭祐の画像が消えるという事態に。その方は「たまに本田消えるんだけどwww ウケるwww」とゲラゲラ笑っていました。

実はその横で僕も同じミスをやらかしていたんですが、僕は「おっとミスった、いかんいかん。多分どこかが抜けているな」と、バグ取りに追われるプログラマーにありがちな緊迫感を感じました。

なるほど。そうか。そうだよね。

偶然のミスによって変な動作になってしまった本田。でも、それをバグとかミスとか思わずに「これ楽しい」と思える感性。こういう感性を持っているからこそ、人に楽しさを提供できる発信者として活躍できるんだなぁ、と。20年プログラマーをやってきた僕にとって、それは逆に新鮮な気付きでした。

そして一通り会が終わるや否や、みなさんすぐに今日のできごと(なのか、別の話題なのか)をパソコンにカシャカシャ打ち込んで次の発信の準備。そういうことを当たり前のようにできるところが、これまたすごいところだと思いました。

感性というのはある程度天性のものもあるかもしれないけど、大部分はおそらく、感性を磨くための努力を重ねた結果なのだと思います。それを自分自身で努力と感じるか感じないかはさまざまだろうけど、何にせよ、いろいろと積み重ねた結果なのだと思いました。

プログラミングにおける感性

僕のようなBtoBタイプのプログラマーの場合はほとんどが業務アプリの製作なので、「面白さ」を入れ込む余地がありません。いやそれ以前に、アプリの仕様はお客様が決めることが多いので、自分のアイデアを含ませることができない場合が多く、また、あまり必要ともされません。むしろ、どんな技術的に困難なお客様の要求に対してもプログラミングによって解決する能力が必要とされます。

一方、自分のアイデアでアプリを作り、そのアイデアにこそ価値があるというBtoCの市場で勝負する場合、プログラミングの技術力云々より、アイデアのほうが重要になると思います。

既にそういう企画力とか発想力というものを十分にお持ちのインフルエンサーの方は、そこにさらにプログラミングという表現道具が加わることで、より一層面白いものを発信できるようになるのではないかと思います。

Swift初心者

iPhoneアプリの製作ということで、プログラミング言語はSwift。前身のObjective-Cは少しだけ触ったことがあるのですが、Swiftは全く書いたことも見たこともありませんでした。

その初心者の気持ちで受講したいと思ったので、敢えて予習は一切しませんでした。普段はC#屋としてフリーランスプログラマーをやってる僕ですが、今日は1から勉強してみよう、と。

受講者のレベルはさまざまでしたが、ほとんどはプログラムを書いたことが無い方。多分HTMLとかCSSとかには触れていると思うので、「何かコードを書いたら何かが動く」ということくらいは理解しているという感じでした。

というわけで、それぞれの方が講習の内容をどのように理解するか、どこで詰まるか、などを横目でチラチラと確認していました。といっても、僕もSwift初心者なので、わりといっぱいいっぱいでしたけどね。っていうかコピペってどうやるん? おお、Command+C→Vか~、とか言ってるmac初心者の僕が一番ヤバかったかも。

最初は画面を構成するTextやImageをViewに書いていくだけの簡単なものだったけど、後半は若干のコードが加わる「これぞプログラミング」的な内容になり、みなさんIDEが発する警告に四苦八苦でした。

そんな中でも、「ここの数字を変えたら大きさが変わるんですよね」とか、「この部分は必要なんですか?」とかの質問があり、講習内容以上のことを飲み込もうとする姿勢が多く見られました。

サンプルアプリは単純なものだから、講習で習った内容だけを丸暗記で覚えただけでは、他のものは何も作れません。でも、講習の内容をどのようにアレンジすれば、今自分の中にある面白そうなアイデアが実現できるかという発展性を、みんな自分から探していこうとされていました。

僕はプログラミングを人から教わったことも、人に教えたこともありません。今でもたまに入門書の類を興味本位で覗き見することがありますが、こんな屁の役にも立たない初歩のサンプルアプリを紹介するだけでは何も覚えられないだろう、と思ったりしていました。

今回この講習会に参加したもう一つの目的はソレです。つまり、初心者の方がプログラミングの第一歩を学んだとき、どのような感想を持たれるのだろうかということに興味がありました。

その結果は先に書いた通りです。例え今すぐ役には立たないサンプルアプリでも、まず第一歩として「プログラミングは面白いものだ」と感じてもらう。それを糧に、それぞれが自分のアイデアを独自に上乗せしていく。そういう過程に十分意味があるということを、参加者の方々の会話から感じました。

第一回の題材として、「本田とじゃんけん」は最適だったと思います。秘伝のタレを多少加えたのも絶妙なバランスだったと思います。

ただ、後半はおそらくほとんどの人がIDEの警告で行き詰ってしまうので、それを1人1人全員に解決するまでレクチャーするだけの時間のゆとりは欲しいですね。最悪、ピザ食いながらでもよかったかも。

フリーランスになるための裏技

帰り道に@ymzkikeig_23さんと方向が一緒になったので、少しお話させていただきました。で、「フリーランスにはどうやってなるんですか?」と聞かれたんですが、いやいや、僕のほうこそ聞きたいくらいですw

発想力や企画力を鍛え、さらに発信力と営業力でフリーランスとして1人立ちする。それらを実現されてる方が今日たくさんいらっしゃったわけですが、帰り道は2人きり。一番イレギュラーなタイプのフリーランスの僕には、何も教えることなどできませぬ…。

でも、僕のありのままをお話させていただきました。

僕は会社員として10年プログラマーの仕事をして、その間に上司から「こいつに任せておけば質の高い製品を作ってくれる」と言ってもらえるだけの信頼を得て、さらに独立してフリーランスになってもイザコザの起きない人間関係を誠実な心で常日頃構築するよう努力しました。

今ではその(当時の)上司から、かつての「雇用主→給料」ではなく「依頼主→報酬」という形態に仕事を変化させた上で、仕事をもらうことができています。

発想力も企画力も発信力も営業力も無いけど、こういう「フリーランスになるための裏技」を使う方法もあるんですよ、っと。良い子はマネしないでね。普通はそんなルート、あり得ないから。

というわけで

いろいろ面白い話を聞くことができ、いろいろ新しい発見もありました。とても楽しい1日になりました。クウルスさんをはじめ今日の参加者のみなさん、ありがとうございました。

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