置きミスはチャンス
おお、美しい、ふつくしぃ…。いつもこんな連鎖を組んでいたい…。
うぎゃああああ、ミスったぁああぁあ!
置きミスした試合を後で見返す
ぷよぷよをする者にとって、置きミスは避けられない運命です。たとえ置きミスをしないとしても、残しの悪い対応などによって形が崩れてしまうときがあります。
単発で整地しようか、それともごまかしながら中盤でむちゃくちゃ暴れようか。
その試合1本を取ろうとするなら、下手に時間をかけて修復を考えるよりは、暴れまくってワンチャン拾いにいったほうがいいかもしれません。
でも、置きミスは考えようによってはチャンス。普段美しい形ばっかりで予習をして実戦投入していると到底現れないような、いびつで汚い形がそこにあるわけです。こんな汚くて弱い形を考えることなんてまず無いけど、今ここに、その題材があるじゃないか。
もしリプレイや動画を撮っていたなら、置きミスした試合を見返してみましょう。そして、置きミスした状態からどう修復できるか、ゆっくり謎ぷよのように考えてみましょう。
汚物をそのままゴミ箱に捨てるか、それとも拾い上げて、そこから普段には無い気付きを得るか。
修復例
ETR
俗に言う「ETR」です。上から縦3を落としてくれば、そのまま修復できます。
2列目突破
折り返しの端列が死んでしまったときに、手前の2列目を起点に伸ばしていく手法です。後撃ち伸ばしがキツいときによく使われます。
GTR巻き込み回避
中盤で残しの悪い対応をした場合(させられてしまった場合)などに、GTRのL字と土台部分が接触して巻き込まれてしまう形が残ることがあります。でも、この回避方法を覚えておけばもう安心。
弥生の変則同色
右折り弥生で、緑を間違えて5列目に置いてしまった場合。4列目も緑にして8個消しにするのもアリですが、こういう変則同色を覚えておくと効率良く土台を使い切ることができます。
ズレ無し連鎖尾
座布団L字を作ったのはいいけど、間違って緑をズレ無し連鎖尾の状態にしてしまった。そんなときは、緑を5個消しにして無理矢理ズレを作っていくと、連鎖尾を丸ごと失うという悲劇を回避できます。
ちょっとテクニカルに、逆発火の鶴亀にしてもいいかもしれません。そう、こんな考え方でもいいんです。何故なら今は、リアルタイムの対戦中ではなく、後で見返して新しい気付きを得ようとする場。とりあえずこんなテクニカルなことを考えてみて、「こんなん実戦じゃ無理だわ」と思ったのならそれでもいい。大切なのは「考える」というプロセスなのですから。
特に、逆発火や鶴亀は、自分の中に新しい発想を作り出すきっかけになります。こういうテクニカルなことを実戦で常に使え、という話ではありません。発想を柔軟にするために、少し難しいことを自分で考えてみることが大切だ、ということです。
たくさん盗んで、たくさん自分で考えよう
上級者の動画を見ていると、「おお! そのときはそういう風にするのか!」という気付きが得られることがあります。そういう技術はたくさん盗んでいきましょう。
そして、たまには異常な形を自分で考えてみましょう。実戦に疲れたときや、少し発想の転換をしたいときなどに、実戦的で強い形かどうかはともかく、頭の体操くらいの軽い気持ちで。
ここでいくつか紹介した例だけじゃなく、自分でいろいろな汚い形を題材にして、自分の頭で考えてみましょう。
そのようにして自分の頭で考えたものは、脳の長期記憶領域に残ります。何百試合に1回しか現れないようなレアな形であっても、「あ、この形は知ってる。こうやるんだ」というのが試合中のリアルタイムなスピードに負けない速さで、脳の引き出しから出てきてくれます。
置きミスをして汚い形が現れてしまったとき、それは逆に、普段考えないような新しい発想を獲得するチャンスなのだと考えてみてはいかがでしょうか。
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