マイナンバーへの怒り

1月 9, 2020

e-Tax(電子申告)をする方法の1つとして、マイナンバーカード+カードリーダー方式があります。まだ申告時期ではないですが、マイナンバーカードを使った事前作業はできる段階なので、いろいろ試してみようと思いました。

が。うまく読み込めません。今日は怒りに任せて記事を書きます。ぷんすか!

※2020/01/09追記:こちらに書いたとおり、解決しました。JPKIのディレクトリにパスが通っていなかったことが原因でした。でも、そんなんどこにも載ってないやん…。

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マイナンバーカードでのe-Taxの仕組み

申告のしくみ

マイナンバーカード+カードリーダーでe-Taxを行う場合、国税庁のe-Taxソフトを起動したり確定申告書作成コーナーのWebサイトにアクセスしたりしますが、マイナンバーカードが正当なものかどうかを認証するのには地方公共団体情報システム機構というところが管理している公的認証サービス(JPKI利用者クライアントソフト)というのが使われます。

このJPKI利用者クライアントソフトはあらかじめパソコンにインストールする必要があります。

そして、e-Taxソフトや確定申告書作成コーナーは、パソコンにインストールされたJPKI利用者クライアントソフトの力を借りて、マイナンバーカードの認証を行います。

全てが正しくインストールされていれば、このJPKIなんとかってやつの存在は気にしなくても、自動的にe-Taxの作業を進められます。

進められるはずです…。

が、どうやっても上手くいかねェ!

情報をネットでググると、多くの人がこの段階で挫折しているようです。また、どこにも書いてないような手順を踏む必要があるとの情報もあり、とてつもなくハードルが高いものとなっています。

たらい回し

国税庁と地方公共団体情報システム機構のそれぞれが、申告と認証という2つのステップの責任分担をしているようなのですが、どうにも両者のコミュニケーションが上手くいってない雰囲気がします。

お互いが「自分の責任はここまでだから、後は知らーん」って感じの、責任放棄丸出しのドキュメントしか書いてません。こんな体制だと、利用者が問い合わせをしても、たらい回しにされるのがオチでしょう。

本来、e-Taxのシステムの責任者は国税庁なので、「e-Taxができる」ということに全ての責任を持つべきです。つまり、認証部分を地方公共団体なんちゃら機構が管理してるとしても、その認証部分に対してもあらゆる内部情報を把握しておくべきです。

一方の地方なんちゃら機構も、全ての情報を国税庁に対して開示すべきです。そうすることで、国税庁側も安心して全責任を負うことができるのですから。

システムをそのように一気通貫にすることで、利用者も安心して使えるようになります。

しかしどうやら、それが行われていない。マイナンバーが始まってからもう3年も4年も経つのに。

マイナンバーカードの普及率

ぺら紙の「通知カード」は国民全員に配布されますが、ICチップ付きのマイナンバーカードは申請しないと発行されません。そしてその普及率はなんと! 2019年3月の時点で12.8%しかないらしいです。あかんやん、こんなん、失敗しとるやんけ。

普及しない一番の理由は、個人情報漏洩への危惧です。そもそも、個人情報が簡単に漏洩してしまう可能性があるような設計にしたのがダメですね。でも後戻りはできません。あかんやん。

そして、カードリーダーを使ってICチップの情報をe-Taxなどに有効に活用しようとすると、多くの人がエラーで挫折するという有様。ダメすぎて鼻血出そうです。

これは人災

僕もエンジニアの1人として、あらゆるOS・あらゆる動作環境に対応した完全無欠のシステムを作ることがどれだけ難しいかはわかっています。でも、全国民が使うことを想定したこのマイナンバーというシステムは、それだけの開発費を割いて、質の高いものにするのが筋というものでしょう。

そして、システム自体よりももっと重要なのが、ドキュメントの拡充。どういうエラーが起きたときにどのように対処するべきか、それをわかりやすくWebで公開すべきです。しかしながら、どうにもこうにも国税庁と地方なんたらの責任の擦り付け合い感がにじみ出てるような気がします。利用者のためを思うなら、そんな擦り付け合いなんかやってる場合じゃねェだろ。

システムというものにはエラーがつきものです。それが避けられないのは仕方がないとしても、せめて詳細なエラーコードを吐くとか、やり方はいくらでもあるだろうに。

おそらく、システムの技術的な知見の無い上流SEが謎仕様を作り、優秀な下流のエンジニアからの意見やフィードバックを聞く耳持たず握りつぶし、ドキュメントとかサポートとかの体制を軽視した結果の、このダメダメマイナンバーなのでしょう。これはもう、人災です。プロジェクトをぐちゃぐちゃにかき回して破壊した犯人がどこかに居るはずだ。

こういう、「上流SEがプロジェクトを破壊する」というのは、IT業界あるあるです。彼らは開発費を中抜きしていくわけですが、下流エンジニアの僕はこう思います。

中抜きするのはかまわん。でも、しゃしゃり出てくるな。そこで居眠りしててくれてもいいから、とにかく金だけ取ったらあとは口を出すな。

きみらはゼロでいい。ゼロの人間でいい。でも、マイナスだけはヤメてくれ。

なんとかがんばる

今そういうわけでうまく認証ができてない状態ですが、僕の記事でe-Taxを推奨してる以上は、なんとか解決して、トラブルシューティング集をまとめたいと思います。

どうしても無理なら、税務署に行ってID+パスワードの発行(職員との対面手続きだけで即日発行)をしてもらいます。実際、ID+パスワード方式を前面に推してきてるあたり、税務署さんよ、実際のところあんたらももうマイナンバーをやめたいんでしょ?

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