eLTAXで償却資産税の電子申告をしよう
償却資産税(固定資産税)は、地方税ポータルシステム「eLTAX(エルタックス)」で電子申告をすることができます。
紙の申告書で申告する場合のやり方は、償却資産申告書の書き方をご覧ください。
また、地方税ポータルシステムeLTAXの利用申請は先に済ませておいてください。
申告データの作成
eLTAX用ソフトPCdeskを起動し、「申告に関する手続き」をクリックし、その後「申告データの作成」をクリックします。
eLTAX利用申請時に入力した利用者情報と提出先情報を確認・選択します。利用申請時に提出先情報を登録していればこの一覧に出てきますが、この画面の右下「提出先変更」であらためて登録・変更することもできます。
「固定資産税(償却資産)」をクリックします。
申告区分を選択します。下図のように、「増加資産/減少資産申告」を選択してください。
※「電算処理分」というのは、償却資産の評価額などをあらかじめ自分で計算する方式です。そのようなことができる会計システムなどと連携している場合は電算処理分のほうを選びますが、通常は電算処理分でないほうを選択すればOKです。
申請者情報を入力します。
※「資本金等の額」のところは、個人事業主の場合は空白でOKです。個人事業主には「資本金」という概念はありません。
作成方法や年度等を選択・入力します。該当資産無しでゼロ申告する場合は、「本表のみ」のところにチェックしておくと、後の作業を簡略化できます。
昨年中に増加・減少した償却資産を登録します。例えば令和3年の申告であれば、令和2年1月2日~令和3年1月1日の間に増加・減少した資産が対象になります。
※該当資産が無く、作成方法を「本表のみ」とした場合、この画面は自動的にスキップされます。
※前年も償却資産の申告を行っていた場合は、前年より前に取得した償却資産があらかじめ一覧に表示されています。資産に変化が無ければそのままにし、廃棄や売却などを行った場合は「減少情報登録」を行います。
増加資産を登録する画面では、資産の種類や名称、取得年月等を入力します。やよいの青色申告で償却資産の管理を行っている場合は、固定資産一覧画面の内容を見ながら転記するとラクです。
増加資産を全て登録して次に進むと、申告様式選択画面になります。年度を入力して、次に進んでください。
※該当資産無しの場合は、明細登録画面を飛ばしてすぐにこの画面が表示されます。また、画面下部の「様式選択」のところには何も表示されません。それでOKですので、次に進んでください。
提出先の市区町村を選択し、申告するデータ「固定資産税(償却資産)」を選択します。あらかじめ登録・選択しておいたものが表示されるだけですので、そのままそれを選択して次へ進みます。
さて、最後の仕上げです。金額等が転記された申告データが表示されます。これは紙の償却資産税申告用紙のフォーマットを模したものになっているので、見慣れた人にとってはわかりやすいと思います。
ここで、住所や氏名などの最後の確認と訂正を行います。
電子署名と申告
画面の指示に従ってそのまま進めていくと、申告データに電子署名を付加する画面に移行します。
マイナンバーカードを使って電子署名を行うので、証明書(認証局サービス名)を「公的個人認証サービス(個人番号カード)」を選択します。これがいわゆるマイナンバーのことです。
申告データのステータスが「署名済」に変わります。よく確認して、最後に右下の「送信」を押します。
これで償却資産税の電子申告は完了です。簡単でしょ? おつかれさまでした!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません