2ダブのコツ(基本形編)
「2ダブのコツを教えてください」という人をよく見かけます。その人のレベルによって、2ダブの形自体がわからないのか、本線を維持しつつ独立した2ダブの作り方がわからないのか、本線に組み込んでいつでも組み替えられる2ダブの形を知りたいのか、効果的に刺さる2ダブのタイミングを知りたいのか、その違いによっていろいろポイントも違ってきます。
ここではとりあえず、基礎的な2ダブの形を紹介していきたいと思います。
2ダブの威力は連結で決まる
2ダブの形を知る前に、まず2ダブの威力について説明します。
ぷよぷよの得点計算式は、
(連鎖ボーナス+多色ボーナス+連結ボーナス)×消えた個数×10点
で決まり、これを70点で割った結果がおじゃまぷよの発生個数、つまり連鎖の威力です。
・連鎖ボーナス
連鎖数 | 連鎖ボーナス |
1 | 0 |
2 | 8 |
3 | 16 |
4 | 32 |
5 | 64 |
6 | 96 |
7 | 128(以降、+1連鎖ごとに+32) |
・多色ボーナス
同時消しした色数 | 多色ボーナス |
1 | 0 |
2 | 3 |
3 | 6 |
4 | 12 |
5 | 24 |
・連結ボーナス
連結数 | 連結ボーナス |
4 | 0 |
5 | 2 |
6 | 3 |
7 | 4 |
8 | 5 |
9 | 6 |
10 | 7 |
11以上 | 10 |
これがどういうことなのか、下の例で比較してみます。
左の2ダブ:(8+3)×80=880・・・おじゃまぷよ12個
右の2ダブ:(8+3+2+2)×100=1500・・・おじゃまぷよ21個
消した個数が違うことで「×80」とか「×100」のところは当然変わりますが、右の2ダブの連結ボーナスは5連結が2ヶ所あるので「+2+2」のところが追加されます。連結を足すだけで掛け算の左側も右側も増えるので、2乗に比例して急激に威力が増えることになります。
連結ボーナスは4連結では加算されません。5個消し以上にすると連結数に応じて2乗に比例する莫大な威力の増加が望めます。(余談ですが、11連結のときの連結ボーナスはさらに一気に跳ね上がります。)
このように、2ダブの威力は連結数で決まるといっても過言ではありません。2ヶ所同時消しを作ること以上に、連結数を増やしてアメーバみたいな巨大な消え方をするように工夫することが大切です。もっと言えば、2連鎖8連結のほうが4個消し+4個消しの2ダブより威力が大きいので、連結数が多ければ2ヶ所同時消しすら必要ありません。
2ダブの基本の形
順ズレマルチ
これは説明不要でしょう。階段積み的な消え方をするモノを上に何個も重ねる形です。
ダム積み
横一直線の色を消して上下の同じ色を繋げるタイプ。古来のぷよでは左の形のような縦3の形だけをダム積みと呼んでいましたが、右の形も発想は同じなので、ダム積みに分類しておきます。
順ズレL字
L字からの2ダブや2トリが使えるようになると、一気に形の幅が広がります。上図のようにL字の上に斜め45度のラインに配置したぷよは、全て同時に消えます。L字の上は斜め45度。覚えておきましょう。
逆ズレL字
L字が逆向きにズレるタイプのものです。上の図の2列だけで構成されているものはまだ作りやすいですが、下の図の3列で構成されているものはかなり難しいです。「1段逆ズレ→2段順ズレ」が同時に起こるので、それを見越した山なりの同色ラインを作る必要があります。
でも、難しいということはつまり相手に見破られにくいということなので、これが使えるようになるとかなり強力です。
L字からの複合
L字の優秀な点は、ズレの発想とダムの発想を同時に使えるという点です。上の図の順ズレL字では、紫の枠で囲った部分がズレの発想で消え、白の枠で囲った部分がダム(挟み込み)の発想で消えます。下の逆ズレL字でも同様です。
2ダブの威力は連結数で決まります。L字からの複合形は、連結数を増やすための重要な形になります。
2ヶ所同時
左と右の2ヶ所で2ダブや2トリを作って、その発火色を同じ色にしておけば、真ん中を消すことで巨大な2連鎖マルチを撃つことが出来ます。ここまであからさまなものでなくても、
GTRからの実戦的な場面で、こういう形が現れることも多々あります。ちなみにこの図、2連鎖マルチが刺さらなさそうならこのまま伸ばして、
15連鎖まで伸ばしたのがこんな感じです。こういう実戦的な話は、2ダブのコツ(実戦編)で。
巨大連結を作って遊ぼう
2ダブを自由自在に操れるようになるには、まず最初にいろいろな形を覚えることが大切だと思います。一人でCOM相手にとこぷよをするときや、両者合意の上でおもしろ対戦をするときなどに、とにかくあからさまな巨大連結をたくさん作って遊んでみましょう。
実戦的な場面から実戦的な2ダブを作れるようになるのが最終目標だとしても、まず最初は形の練習から。一歩一歩着実に。
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